今日は、昨年11月の健康診断で、再検査要となったので、紹介状を持って大きい病院へ行ってきました。
引っかかったのは、血液検査です。
結果は、「貧血だけれど、まぁ鉄剤を飲んで改善に努めてください。」で終わりました。
事前に予約をしていきましたが、2時間もかかりました。
待っている間、ふと小さなコンビニが目につきました。。
そして思い出したのです。
大病院のコンビニがオアシスだった事を。
長女が4歳の時、扁桃腺の手術をして8日間入院生活を送りました。
私も小学校3年生の時に、扁桃腺肥大で手術を受けましたが、長女は、当時4歳なので、全身麻酔で扁桃腺を取り除きました。
扁桃腺が直径3センチほどに大きくなってしまい、風邪をひいたときに、呼吸がしづらくなってしまったのです。
次女の出産を控え、産休に入ったばかりのことでした。
主治医から、「早めに手術をしてください。」と言われ、「なんなら出産と手術を一緒の日程で行いますか?」と言われたのですが、私の父は末期がんの闘病中で、夫の両親は、来ていただくには少し遠いということもあり、出産の1か月後に手術をすることにしたのです。
私が出産する前日、私の父の容体が悪化し入院してしまいました。
生後1か月の娘をかかえ、長女の手術。父親の死。
長女の付き添いは、私と夫でしました。
夫は、病院から仕事に行き、仕事が終わったら家でシャワーを浴び、病院へ向かう。そして夜8時頃、4人で一緒に簡単な夕食をとり、私と次女は家に帰る。夫は、ソファーベッドで眠る。そして翌朝6時半に私と次女が病院に行き、夫と交代するという生活を8日間送りました。
長女の入院中のご飯は、アイスとおかゆ、うどんばかりでした。
ずっと手には、点滴がつけられていました。
長女は、文句や弱音を吐くこともなく入院生活を送ってくれました。
次女も長女の足元で一日過ごしました。
そんな生活の中で、長女の唯一のオアシスは病院の中のコンビニでした。
「好きなもの買っていいよ。」と言って、毎日1つずつ買い物をしました。
おやつは食べられないから買えなかったけれど。
入院中の唯一の楽しみでした。
昼間は、折り紙とお絵描きをして過ごしました。
折り紙で小さい桜を作って、画用紙にひたすら貼っていました。
片手が点滴につながっているので、貼る専門です。
退院してからも、喉に刺激を与えないように食事に気を使いましたが、2か月くらいで元通りになりました。
・・・今日は、大病院へ足を踏み入れれた事で、久しぶりに長女が入院していた時のことを思い出してしまいました。
今となっては、手術をしたことで、睡眠時の無呼吸がなくなりましたし、しゃっくりみたいな変な癖があったのですが、すっかりしなくなりました。
優しい看護師さんにお世話をしてもらったので、将来看護師になりたいって言わんかなぁと思ったことを思い出します。
今は、ピアノの先生になりたいようですけど。
今まで大きなけがをすることもなく、成長してくれたことがなんだか嬉しくなった1日でした。
当たり前の生活が幸せな事なんですよね、きっと。